keigoman’s diary 注文住宅物語

注文住宅や、二世帯住宅にまつわる記事を中心に。

建築士が教える、失敗のない間取りに効率よくたどり着く方法

 

私たち夫婦が注文住宅を建てるにあたり、

知り合いの建築士さんは言いました。

 

「とにかく、いろんなモデルハウスを

 見るようにしてください」

 

この言葉が意味するものついては、

こちらに詳しく書きました。

今回は、また別の観点からの話です。 

keigoman.hatenablog.com

  

「納得のいく家を建てるにあたって」

という観点でいえば、

このたったひとつのアドバイスが、

とても役に立ったわけですが、

それ以外にも数多くのアドバイスを、

建築士さんはしてくれました。

 

そのひとつが

「家に取り入れたい要素は

 最初に全部言う」です。

これは、

「効率よく間取り(設計図)を

 FIXまでもっていく」

…という観点からの、助言と言えるでしょう。

 

間取りを決定稿とするまでには、

大変なエネルギーを使います。

 

「果たしてこれでいいのだろうか」

「後悔しないだろうか」

 

…という思いは、

どこまでもぬぐい切れません。

一般に「家は3回建てないと満足しない」

などと言われるゆえんですね。

「我が家の間取りと仕様はこれで決定です」

と認める印鑑を押すのは、

契約を決めるのと同じか、

なんならそれ以上にためらう瞬間です。

だからこそ、私たちも、

何度も何度も間取り図を変更して、

今の最終的な形になりました。

このエネルギーを、極力、

少なく抑えるためのアドバイスが、先の

「家に取り入れたい要素は

 最初に全部言う」なのです。

 

間取りをどうするかについては、

担当の営業マンと毎週毎週話し合います。

その中で、

「やっぱりああしたい」

「これも取り入れたい」

という会話があるわけですが、

そのたびに間取り図は書き変えられます。

間取り図には、現時点での、

建物の値段が入っています。

その新しい間取り図をもとに、

翌週、また話し合い。

 

「やっぱりこっちはやめて、これをつける」

「前回は言わなかったけど、

 これも取り入れたい」

 

さらに、新しい間取り図になってから、

またまた話し合い。

 

「先週つけてもらったこれ、

 こんなに値段が上がるのならやめる」

 

とか、

 

「ところで、今まで言わなかったけど、

 こんなのつけたい」

 

これではなかなか前に進みません。

営業マンはまあ、

それが仕事なので対応はしますが、

あまりにも行ったり来たりでは、

いやにもなります。

一度はやめたものを

「やっぱり取り入れたい」などと

言い出された日には

「ああもう!」ってなりますって、そりゃ。

だからこその、

「最初に全部言う」なのです。

営業マンもまた

「この客はいろんなこと知ってるな」と思えば、

それなりの対応にもなります。

そして契約をしてからは、

誰もが、今度は

予算との戦い

になります。

それこそ、3回目の家を建てる人でもない限り、

「1から10まで理想の家」

には、絶対になりません。

 

私たちが、最初に言った「全部」の

具体的な内容が下記となります。

もう、最初に全部言いました。

 

・無垢の床

・1階と2階の大きな窓は

 フォールディングウィンドウ

・洗面台は住友林業のかっこいいの

・全部のドアは天井までの2400mm高で

・1、2階のリビングの一面に

 タイルのアクセントウォール

・リビングにニッチ(凹み)を作りたい

・1Fベランダに、まるで木に見えるけど

 木じゃないデッキを

・2Fベランダにも、同様に木に見えるけど

 木じゃないウッドデッキを

・吹き抜け部分におしゃれな手すりをつけたい

・太陽光パネルを乗せたい

・屋上を作りたい

・屋根付きで4~5台置ける自転車置き場が欲しい

・玄関正面の壁にも、なんかおしゃれな

 アクセントウォールを

・3階のAVルームに天井埋め込みスピーカーを

・↑そしてこの部屋の扉は遮音ドアを

・Panasonic製の食洗器(深型)を、

 1階、2階のキッチンにそれぞれ

・1、2階のリビングそれぞれに床暖房を

・親世帯・子世帯のそれぞれにある和室は、

 フチなし正方形の琉球畳

・トイレはタンクレスの便器

・インターフォンは子機の付いた、いいやつで

・エアコンは隠ぺい配管で

 

床面積は最初からだいたい

決まっていましたから、

坪単価から計算して

大体このくらいになるとされていた予算を、

軽く1000万円くらい

超えていました。

笑うしかありません。

ただし、あとは引き算だけです。

やりたいことを

最初に全部言ったことで、

あとは、どれを残して、

どれを諦めるか

という選択だけ

でよくなるのです。

足したり引いたりを繰り返すから

遠回りになって、疲弊してしまうのです。

 

というわけで、最初に全部言った私たちが、

結果的に、どれをやめたかというのが、以下。

 

無垢の床

1階と2階の大きな窓は

 フォールディングウィンドウ

洗面台は住友林業のかっこいいの

全部のドアは天井までの2400mm高で

1、2階のリビングの一面に

 タイルのアクセントウォール

・リビングにニッチ(凹み)を作りたい

・1Fベランダに、まるで木に見えるけど

 木じゃないデッキを

2Fベランダにも、同様に木に見えるけど

 木じゃないウッドデッキを

吹き抜け部分におしゃれな手すりをつけたい

太陽光パネルを乗せたい

屋上を作りたい

・屋根付きで4~5台置ける自転車置き場が欲しい

玄関正面の壁にも、なんかおしゃれな

 アクセントウォールを

3階のAVルームに天井埋め込みスピーカーを

↑そしてこの部屋の扉は遮音ドアを

・Panasonic製の食洗器(深型)を、

 1階、2階のキッチンにそれぞれ

・1、2階のリビングそれぞれに床暖房を

親世帯・子世帯のそれぞれにある和室は、

 フチなし正方形の琉球畳

トイレはタンクレスの便器

・インターフォンは子機の付いた、いいやつで

・エアコンは隠ぺい配管で

 

諦めまくりです(笑)。

しかし結果として、

予算プラス150万円くらいで収まりました。

実は床暖房もあきらめたのですが、

「これは後付けが大変だから」と

両親がプレゼントしてくれたため、

晴れて採用となりました。

 

これから契約を考えている方に、

ぜひお伝えしたいことの一つが、

今回のお話です。

「家に取り入れたい要素は

 最初に全部言う」

そのためにも、つまり

「全部言える」だけの知識を得るためにも、

モデルハウスを

見まくることが大切

となってくるのです。

「とにかく、いろんなモデルハウスを

 見るようにしてください」

というあの建築士さんの言葉が、

改めて、ありがたいお言葉であったと思うわけです。

 

それにしても。

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せめて2階のベランダに、

こんなウッドデッキをつけたかったなー。

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